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ホーム > AutoCAD > とりあえず印刷する
週刊CAD講座 AutoCADの基本

第24回 とりあえず印刷する

     
久しぶりに再開しました。
もう少し休んでいたかったのですが、「早くやれ」っていうメールを立て続けにもらってやらざるを得なくなってしまいました。

メールでは印刷について、教えてほしいというのが多かったので編集関係はお休みして、今回は印刷関係のお話を少し。

 

印刷設定

      まずは誰も行うWindowsの印刷設定からやってみましょう。
Windows2000で説明しますが、Windows98や95の似たようなものです。
事前に用意するものとしてはプリンタに付属しているプリンタドライバかWindowsのCDくらいです。

Windwosのスタートボタンから「設定」の「プリンタ」を選択します。

「プリンタの追加」を選択する「プリンタ追加のウィザード」が始まりますので「次へ」をクリックします。とローカルかネットワークプリンタかを選択するように言われます。

ローカルは自分のパソコンにプリンタが直に繋がっている場合に選択します。
ネットワークは他のパソコンに繋がっていて、ネットワークを通してプリンタを使う場合に選択します。

ローカルを選択するとプリンタの検出がスタートしてプリンタが見つかるとドライバーのインストールして終了になります。

ネットワークを選択するとプリンタの名前を入力するように言われますが、プリンタに名前をつけていることはそんなにないと思いますので、何も入力しないで、「次へ」をクリックしす。すると、現在接続されているプリンタが表示されますので、そのプリンタを選択して次へを押します。通常使うプリンタにするかどうかと表示されますので、どっちか選んでください。プロッターと併用している場合は良く使うほうを標準にしておけばいいと思います。

無事完了したら、新しいプリンタのアイコンが追加されていると思います。
プロッターの設定はAutoCADのプロッタ管理から出来ます。

プリンタの設定は大体こんな感じだと思います。途中でプリンタドライバを入れてくださいとか言われるかもしれませんが、その時はプリンタ付属のFDやCDを入れてあげれば大丈夫です。

 

印刷 - 簡易版

      では、実際にAutoCADから印刷してみましょう。
適当な図面を開いてメニュー「ファイル」から「印刷」を選択します。

印刷のダイアログが表示されます。「印刷デバイス」と「印刷設定」の2つのタブがあることを確認しましょう。


「印刷デバイス」はプリンタやプロッタなどのハードウェアに関する設定を行います。
プロッタ設定の名称を見ると先ほど追加したプリンタやその他の出力機器の名称が表示されていると思います。
色や線幅、プロッタの線割り当てなどもこちらのハードウェア側で設定します。

「印刷設定」ではAutoCADのソフトウェアの設定を行います。例えば、図面のこの部分だけ出力したいとか言う場合はこっち側になります。

とりあえず、一番簡単な印刷だけやってみましょう。
「印刷デバイス」タブの「プロッタの設定」にある「名前」に自分が出力したいプリンタ、プロッタを選択してください。
次に「印刷設定」から印刷領域の「オブジェクト範囲」を選んで、左下にある完全プレビューをクリックします。

するとこんな感じ印刷されますよっていうイメージが表示されていると思います。
マウスの形が虫眼鏡みたいになっていると思いますが、マウスをドラックすると拡大・縮小表示で確認できると思います。


ここでマウスの右クリックで、印刷を選択するとそのまま印刷できると思います。

以上で印刷は終了です。

 

もうちょっと詳しい印刷の設定

      ここで印刷お話を終わってしまうとまたメールが来てしまいそうなので、もうちょっと説明します。

上の方法は一番簡単ですが、今後よく使う方法だと思うし、LT95、LT98、R14など他のバージョンでも共通している項目のはずです。

「印刷デバイス」について、今回はパスします。
では。印刷領域の「オブジェクト範囲」について。
オブジェクト範囲
これは図面含まれるオブジェクトを全て含むように印刷範囲を調整するようになっています。図形を適当な場所に書いてしまったので、座標を移動させたりするのが、大変なんて場合に使います。その代わり、図面に含まれているもの全部を印刷しようとするので一部だけ印刷させたい場合には使えません。
ズームにあった「オブジェクト範囲」と同じものだと思えば、いいと思います。

 こんな端にあっても

 オブジェクト範囲だとこうなる


注意
ズームのオブジェクト範囲でも同じことが言えるんですけど、デッカイ半径もつ円弧に寸法をいれてると円弧の中心も表示させようとするため、思ったような印刷範囲にならない場合が、あります。この場合「図面範囲」「表示画面」にするか「窓」を選択して印刷領域を調整します。

図面範囲
これはそのマンマですね。自分で設定した図面範囲を印刷します。
で、図面範囲の設定ですが、これはメニュー「形式」の中に「図面範囲設定」(limits)というがあると思います。これを選択すると左コーナーと右上コーナーを設定できます。
この値を自分の用紙サイズに合わせてあげれば、図面範囲で印刷できます。
注意
3Dビューや3Dオービットを使うと図面範囲が変更されてしまうことがあります。なんでこうなるのか詳しくは分かりませんが、カメラの位置を設定しなおすと直ったような気がします。

表示画面
これは今画面に表示されているままの出力になります。図形を適当に動かして、これでいいやって言う場合に使います。あと、その他の設定がうまくいかず、困った時にも使えます。

ビュー
これはあらかじめビュー管理(view)に追加しておかないと使えません。メニューの「表示」「ビュー管理」をクリックすると視点を登録しておくことができます。
自分が気に入った視点があれば、これに名前をつけて取っておき、あとで印刷や確認につかえます。

 こんな視点を

 登録しておく


窓ズームとか窓選択とかを知っている人ならなんとなく想像できると思います。
マウスで窓状に囲ったところが印刷範囲になります。

とりあえず、これで印刷するだけならなんとかできると思います。でもペンの割り当てや色の設定なんか全くやってません。次回、その辺を中心にして良く使いそうなところのお話をしてきましょう。

 

次回は

      久し振りにやったんで疲れました。
最初、このコーナを担当した時、2,30分で終わるだろうなんて思ってました。けど、いざはじめると画面をとったり、動作を再検証したりですげー大変だと分かりました。なんとか楽をする方法はないものかと思って、徐々に手を抜き、休みに入り、完結なんて思ってたんですけど。今回催促メールに負けてしまいました。

今回とその後、2,3回はユーザからの要望に応えて、印刷その他のお話を優先します。
その後は、順番どおりに行く予定です。でもあんまり期待しないでください。気が変わったらその他の話に脱線すると思います。

AutoCADの書籍を執筆してる人なんかはもっと大変なんだろうなぁと思う今日この頃。
P.S.
「AutoCAD & AutoCAD LT リファレンスガイド2000/2000i対応」が5/15に発売されるらしいです。詳しい内容はわかりませんが、AutoCADのカスタマイズテクニックが載っているらしいです。中/上級者向けかな?。


次回は印刷デバイスを予定。