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ホーム > Inventor > iFeature
はじめて使うInventor

第5回「iFeature」

はじめに

頻繁に使用する形状、例えば「長穴」や「ボス」等をライブラリ化して登録しておくと、様々なパーツモデリング時に便利に使うことができます。
この様なライブラリ化を行う機能に、「iFeature」と呼ばれる機能が用意されています。また、iFeature機能を使って登録したライブラリを呼び出す機能に「カタログ」機能が用意されています。標準でも、様々なiFeatureがカタログ中に用意されていますので、合わせてご確認ください。
実際に操作を行いながら何ができるのかを見ていきましょう。
      「長穴の作成」
はじめに、以下の手順に従って、モデリングを行っていきます。
INVENTORを起動します。ここでは、パーツの作成を行いますので、「Standard.ipt」を選択します。
50mm角の矩形を作成します。
ここでは、10mmに押し出しておきます。
次に、iFeatureととなる長穴を作成します。
iFeatureでは、あとで寸法値を再度指定する事が可能です。寸法線の位置は、上図の様にしなければならないということはありません。あとで、使いやすい様に寸法線を指定してください。
次に、この形状を差し引きます。
「押し出し」コマンドで、左図の様に指定します。
これで、iFeatureの準備は完了です。
「iFeatureの作成」
パネルバーの「iFeatureを作成」を選択します。
下図のダイアログボックスが表示されます。
まだ要素が選択されていません。
下図の様に、作成した長穴のフィーチャを選択してください。
フィーチャが選択されたことにより、ダイアログボックスの要素1には、次の様にフィーチャが加わりました。
サイズパラメータの項目には、まだ、何も表示されていません。(ここに表示される項目が、そのiFeature使用時にサイズ指定が行えるパラメータ変数となります。)
ここで作成する長穴が、いつも5x30mm のサイズでは、あまり活用範囲の広いライブラリとは言えません。「選択されたフィーチャ」の x=d5 [5.00 mm] をダブルクリックしてみましょう。
左図の様に、サイズパラメータにd5 が変数として挿入されました。
d5 をクリックし、その名前を変更する事もできます。(変数名をDIA に変えてみました。)
プロンプトも、わかりやすく変更してみましょう。
同様に、長穴の"長さ"と"深さ"に関しても各変数名とプロンプトを変更しました。
ここまでできましたら、「保存」ボタンを押して、以下の様に名前を付けて保存します。
「iFeatureを使ってみましょう」
パネルバーの「iFeatureを挿入」を選択します。
以下のダイアログボックスが表示されます。[参照]を押します。
先程作成しました「長穴テスト1.ide」を選択し、「開く(O)」ボタンを押します。
以下のダイアログボックスが表示されます。カーソルをパーツ上を動かしてみてください。各面にカーソルが移動する度にiFeatureである長穴の向きが変わることでしょう。ここでは、iFeatureを挿入する面を指定しています。左図の様に、左面に挿入してください。
下図の様に、"角度"と"位置"のアイコンを選択すると、挿入したiFeatureの位置や角度を変えることが可能です。
「次へ」のボタンを押すと、以下のダイアログが表示されます。
この長穴を登録した時に指定したパラメータがここで表示されました。
直径や深さを変更して、「再表示」ボタンを押してみてください。指定したサイズに画面が更新されることが確認できます。
「次へ」ボタンをおすと、以下のダイアログが表示されます。「完了」ボタンを押して下さい。
以下の様に、作成した長穴をサイズを変えて他の場所にも挿入することができました。
登録したiFeatureは、今回の様に同一パーツの中だけではなく、他のパーツの中にも挿入することが可能です。様々なパーツ(フィーチャ)を作成してiFeatureととして登録しておくと、更にモデリングの効率化を図れることがおわかり頂けたかと思います。
また、今回の操作でご理解頂けたと思いますが、パーツを作成している最中にその一部をiFeatureととして登録することが可能です。大いに活用して効率化を図りましょう。