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ホーム > Mechanical Desktop > パーツのアセンブリ(1)
Mechanical Desktopではじめる3次元モデリング

第7回「パーツのアセンブリ(1)」

 
 MDTでは、モデル領域に作成した復数のパーツを組み合わせて、アセンブリモデルを作ることができます。 
 左の図はBODY・CYLINDER・BOLTの3つのパーツから成るアセンブリモデルです。
 
 どのような構造になっているか、Desktopブラウザで見てみましょう。
 

 

パーツの作成

 

 

 「ファイル」メニューから「新規作成」を選択し、新しくアセンブリファイルを作成します。
 ※「ファイル」メニューの「パーツファイル新規作成」で作成したパーツファイル上ではアセンブリを作成することができません。

 

 BODYを作成します。寸法は上記図面を参考にしてください。

 

サブアセンブリの作成



 Desktopブラウザ上で右クリックし、「新規サブアセンブリ」を選択します。

 サブアセンブリの名前を入力します。
 

  サブアセンブリが作成されました。

 このサブアセンブリの階層の下に、CYLINDERとNUTを作成していきます。
 


 Desktopブラウザの「SUB1」を右クリックして、「アセンブリのアクティブ化」を選びます。

 

 

※アクティブ化※
アセンブリファイル上にパーツやサブアセンブリが複数存在する場合、どのパーツやアセンブリに対して編集をするかを指定する必要があります。
これが「アクティブ化」です。
パーツやサブアセンブリの編集前にはアクティブ化することを忘れないようにしましょう。
 

 サブアセンブリSUB1がアクティブ化されました。
 
 Desktopブラウザ上で右クリックし「新規パーツ」を選択します。パーツの名前をCYLINDERとコマンドラインで入力し、CYLINDERを作成します。(寸法は上の図面参考)
 

 
CYLINDER作成後、CYLINDERの中心に作業軸とその軸を通る作業平面を作成します。作業平面の方向はいずれでも構いません。(上図ではZX平面方向)

 

ここまで作成したら、ファイルを保存していったん閉じます。

 

外部パーツをアタッチ

 
 次に、外部参照パーツとなるNUTを作成します。
 先程のファイルとは別に、新規にファイルを作成します。
 直径25の円に内接する六角形を10押し出し、穴を開けます。
 作成したら保存し、ファイルを閉じます。
 

 次に、最初に作成したアセンブリファイルに、次に作成したパーツファイルをアタッチします。
 最初に作成したアセンブリファイルを開いて、サブアセンブリSUB1をアクティブ化しておいてください。

 

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 
  Desktopブラウザ下方にある「カタログ」アイコンをクリックしましょう。
 


 「アセンブリカタログ」ダイアログが出ます。
このダイアログでは、パーツ定義・アセンブリ定義を管理します。
(定義:パーツまたはアセンブリについての名前・位置・属性などの情報)

 

 


 「ディレクトリ」の「すべてのデバイス」を右クリックし、「参照&アタッチ」を選択します。

 「アタッチする外部ファイル」のダイアログが出ますので、そこでさっきNUTを作成したファイルを選択しましょう。
 

 または「ディレクトリの追加」でアタッチしたいファイルのあるフォルダをディレクトリに追加して、「パーツおよびサブアセンブリ定義」欄から右クリックしてもファイルを選択できます。
 



コマンドラインで、外部参照するパーツの挿入位置を聞いてきます。パーツを配置したい位置をクリックします。
 
 ここで複数のインスタンス(パーツ定義のコピー)を作成することができますが、今回はNUTは一つでよいので、ここではenterします。
 ダイアログのOKボタンでコマンドを抜けます。
 

NUTが外部パーツとしてアタッチされました。

ここでまたアセンブリカタログを見てみましょう。

 

 「すべて」のタブをクリックします。
「外部アセンブリ定義」の中に「NUT」が追加されています。
 ディレクトリを追加し、パーツをアタッチした場合、「パーツおよびサブアセンブリ定義」欄のアタッチ済みのパーツは背景が白になります。(未アタッチパーツの背景はグレー)
確認が終わったらOKでダイアログを抜けます。
これでサブアセンブリSUB1の完成となります。

  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   * 

 今まではサブアセンブリSUB1をアクティブ化していましたが、今度はアセンブリをアクティブ化します。
 Desktopブラウザの一番上にあるアセンブリ名(ファイル名)を右クリックし、「アセンブリのアクティブ化」を選択します。

        
アセンブリがアクティブ化されました。
MDT5以降では、以下のような方法でのサブアセンブリの作成もできます。

 アセンブリファイル上にBODY,CYLINDERを作成し、NUTを外部パーツとして取り込みます。

 Desktopブラウザ上で右クリックし、「新規サブアセンブリ」を選択します。
サブアセンブリの名前を入力します。

サブアセンブリが作成されました。

 そして、CYLINDER1をSUB1の中へドラッグアンドドロップします。

 モデル領域に出るブラウザで、項目を並べ替えではなく再作成しますか?と聞いてきますので、「はい」でダイアログを抜けます。


SUB1の階層の中にCYLINDER1が移動しました。

 同じようにNUTもドラッグアンドドロップでSUB1の階層へ持っていきましょう。
       

サブアセンブリSUB1が完成しました。

次回は

 

 アセンブリファイル上に今回用意したパーツ・外部パーツ・サブアセンブリをアセンブリ拘束をつけて組み合わせていきます。

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