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ホーム > Inventor > シートメタル
はじめて使うInventor
第4回「シートメタル」

シートメタル

Inventorには、シートメタルを作成できる固有のコマンドを備えています。シートメタル環境を使用するには、シートメタル用のファイル(SheetMetal.ipt)を起動します。
シートメタルファイル環境では、シートメタル・パーツモデリングツールの両方が使用できます。
      「シートメタルコマンド」
SheetMetal.iptより、シートメタルファイルを起動します。

パーツファイルと同様、スケッチパネルバーとスケッチのための作図領域が表示されます。

 

作図領域に、試しに矩形をスケッチします。
右ボタンメニューから[スケッチを終了]します。
パネルバーがシートメタル環境となります。

ここで、簡単にシートメタルフィーチャを作成するコマンドについて見ていきましょう。

作成するときにスケッチを必要とするフィーチャ、
そして既存のフィーチャに追加し、形状を変更していくためのフィーチャの2種類に大別することができます。
「シートメタルパーツの作成」

では早速、簡単なシートメタル部品をモデリングしてみましょう。
 まずは矩形スケッチを作成します。

作成が終わったら、右クリックで[完了][スケッチを終了]します。
パネルバーがシートメタル環境に切り替わります。
[面]コマンドを選択します。

面を作成するプロファイルが自動的に選択されています。そのまま[OK]でダイアログを閉じます。
1枚の面が作成されました。ここで、パネルバーから[スタイル]を選択します。
[シートメタルスタイル]ダイアログが表示されます。ここではシートメタルの材料や厚さなどを定義することができます。今回はDefaultを使用します。
これより、面を加工していきます。
作業をしていく中で、適宜ツールバーより、[回転]や[ズーム][画面移動]などのコマンドを使いながら、パーツの向きや位置を調節するとよいでしょう。
 パネルバーより[フランジ]を選択します。
フランジを作成する上辺のエッジを選択します。
作成されるフランジのプレビュー画像が表示されます。
[フランジの形状]ダイアログで、フランジの向きや距離、角度を変更できます。

今回は左図の向きで、距離7mm角度90度と指定し[OK]します。


フランジが作成されました。

面の下辺にも同じように距離10mmでフランジを作成します。
上下辺にフランジがこのように作成されます。
下辺に作成したフランジに穴をあけます。

穴を開けたい面上で右クリックし[新しいスケッチ]を選択します。スケッチ平面が指定されます。

[スケッチ]パネルバーから[点穴中心]コマンドを選択します。


作成した点穴中心に寸法を入れます。
スケッチを終了します。
直径3mmの穴を開けます。[終端]は[貫通]を選択し、[OK]を押します。

底面に穴が作成されました。
次に、上面に曲げ部分を作成します。

左面を右クリックし[新しいスケッチ]を選択し、この面をスケッチ平面として指定します。
スケッチしやすいよう、パーツの向きを整えます。
[ビュー正面]コマンドを選択し、スケッチ平面を選択します。
スケッチ平面が正面を向きました。

左のようにスケッチを作成します。

[スケッチを終了]したら、ここに再び面を作成しましょう。

[シートメタル]パネルバーから[面]を選択します。


作成したスケッチをプロファイルとして選択します。
向きを選択し、[OK]でダイアログを閉じます。
曲げレリーフの作成はチェックボックスをonにしておきます。

面が曲げレリーフとともに作成されました。
それでは、シートメタルのエッジにコーナーRをかけます。[コーナーR]コマンドをパネルバーから選択します。
コマンドの使い方はフィレットコマンドと同じです。

まずは、R=1mmのコーナーRをかけるエッジを左図の6箇所選択します。

コマンドは終了させず、違うサイズのフィレットを追加していきます。
次に、R=0.25のフィレットを左図の4箇所に追加します。
[モードを選択]は[コーナー]のままで構いません。
[OK]を押してダイアログを終了します。

コーナーRがシートメタルに追加されました。
「フラットパターンの作成」
作成したシートメタルパーツを展開してみましょう。
パネルバーより[フラットパターン]を選択します。

フラットパターンが表示されます。

フラットパターンは別ウィンドウで表示されるため、作図ウィンドウ右上の[閉じる]ボタンを押して閉じます。
ブラウザを見ると[フラットパターン]のツリーが出来ています。
ツリーを右クリックして、ここから再びウィンドウを開いたり、位置合わせをすることができます。

本日の内容はここまでになります。
      次回のトピックはパーツの図面化です。