はじめて使うInventor |
第10回「Inventor6の新機能 図面編」 |
はじめに |
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今回はInventorR6の図面関連の新機能を見ていきましょう。 | ||||
まずは、円柱パーツを作成しましょう。 直径10mmの円スケッチを作成し、15mm押し出します。 |
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次に、円柱に穴を開けます。平面を選択しスケッチ平面に指定したら、パネルバーから[点穴中心]を選択します。 | ||||
円の中心をクリックします。 次に作図領域で右クリックし、[スケッチを終了]を選択します。 |
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点穴中心が作成されたのが確認できると思います。 次に、パネルバーより[穴]コマンドを選択します。 |
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[タイプ]タブ内で穴のタイプと寸法を設定します。 | ||||
穴のプレビューが自動的に点穴中心から表示されます。[ドリル穴]を選択し、直径5mm、深さ8mmに設定します。 ダイアログ右の図中の各数字を直接上書きすることで指定する寸法値を変更することができます。 その他のタブのオプションはデフォルトを使用し、[OK]を押してダイアログを閉じます。 |
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穴フィーチャが作成されました。 このiptファイルを保存し、閉じます。 |
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メニューバーの[ファイル]から新規作成>Standard.idwを選択し、図面ファイルを新規に立ち上げます。 | ||||
パネルバーの[ベースビュー]を選択し、ダイアログを起動します。 | ||||
[ファイル]で、先ほど作成したiptファイルを選びます。 また[方向]で[下]を選択し、[OK] を選択します。 左図のようになれば完成です。
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「部分断面図」 | ||||
作成したビューの上でクリックし、ビューをアクティブにします。 | ||||
そのまま[Inventor]ツールバーから[スケッチ]を選択します。 | ||||
ビューの上でクリックすると、スケッチ環境へと変わります。 | ||||
パネルバーから[2点長方形]コマンドを選択し、左図のように長方形スケッチを作成します。 そして作図領域上で右クリックし、[スケッチを終了]を選びます。 これで部分断面図を作成する準備が整いました。 |
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パネルバーから[部分断面図]を選びます。 | ||||
ビューをクリックします。 | ||||
[部分断面図]ダイアログが表示されます。先ほど作成したスケッチプロファイルがハイライトされています。 [開始点]のアイコンがアクティブになっていますので、ここで断面の深さを指定します。 まず、左図を参考にクリックして、開始点を指定します。 |
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今回は終了点は開始点よりも下に垂直な、適当なところでクリックします。 [OK]を押してダイアログを閉じます。 |
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部分断面図が作成されました。 今回のケースでは、[開始点]で深さを指定する以外にも[穴へ]を選択して穴フィーチャを選択しても同じ結果が得られます。 |
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「自動中心線」 | ||||
部分断面図上で右クリックし、[自動中心線]を選択します。 | ||||
[適用]で[穴フィーチャ]、[投影]で[軸に平行]を選択します。
[OK]を押してダイアログを閉じます。
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自動中心線が作成されました。 | ||||
※図面注記パネルバーの中心線コマンドとの違いは? | ||||
自動中心線コマンドでは、事前に定義された条件を使用して中心線および中心マークを選択したパーツのビューに追加します。
自動中心線をアセンブリ ビューに追加することはできません。 既存機能である手動による中心線のツールでは、ビュー内のフィーチャを選択して中心線、中心マークを追加します。 |
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「バルーンを編集」 | ||||
このビューにバルーンを作成します。図面注記パネルバーより[全バルーン作成]を選択します。 | ||||
ビューを選択すると、自動的にバルーンが作成されました。 | ||||
バルーンを右クリックして[バルーンを編集]をクリックします。 | ||||
ここでは、バルーンの枠のタイプや値を変更することができます。 | ||||
[規格に準拠]のチェックボックスを外し、バルーンの枠を[六角形]に選択し、[バルーンの値]の上書き欄で[1]を[A]と上書きします。
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バルーンの枠と値が変更されました。 | ||||
次回の予定 | ||||
次回は、アセンブリの新機能を紹介していきます。 | ||||
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